出発の朝、5:00に父が浜田山まで迎えに来てくれた。永福町から高速道路に乗り、羽田空港を目指しました。高速道路はがらがらに空いていましたが、まさかの父の超安全運転のため、到着が6:00ちょうどになってしまいました。飛行機は20分後に出発やないけーい!
SKY511便は40分遅れで羽田を出発し、10:30に那覇へ到着いたしました。初めての沖縄、しかも独り、さらに暑いので、僕はなんだか不安でした。しかしそこは持ち前の明るさでカバーして、ゆいレール(那覇市内を駆け巡るモノレール)で那覇空港から県庁前まで行きまして、宿泊先の創業40年の老舗民宿コバルト荘へと向かいました。
コバルト荘は静かな住宅街のなかに可愛らしく佇んでおり、ご夫妻が暖かく迎えて下さりました。そして、独り旅のわたしに宛てがわれた部屋はなぜか2DKでしたので、余計に寂しさが募りました。
ひと休みしてから、宿のあんまー(お母さん)と相談して、モノレールで首里城へと向かいました。ちなみにこの旅の行程は半分くらいあんまーに決めてもらいました。
首里城についてほとんど予習なしでやって参りましたが、沖縄って元々は独立した王国だったわけでして、ここに国王が住んでいたのだなと考えた瞬間にドキドキしてきて、僕の心は微妙に沖縄の虜に。首里城では、その建築様式を中心に観察をし、沖縄の伝統的な素材や工法について考えました。
首里城の後は、国王の墓であります玉陵(たまうどぅん)へ行きました。こちらは歴代の王様が葬られているお墓ですが、その大きさに圧倒されました。玉陵にはほとんど人がおらず、一人きりで佇んで青空を見ていたらなんだかエジプトに行ったときを思いだしてしまいました。どこの地域も王様のお墓に懸けるエネルギーは凄まじく、その永劫性には軽い目眩を覚えます。宿に帰ってタコスを食べながらそのようなことを考えながら沖縄初日の夜は更けてゆくのでした。まあオリオンビールは飲むよね。
そして翌日から、にわかにこの旅が熱狂の渦へと巻き込まれてゆくのです。
つづく
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コバルト荘301号室、ここがおれの拠点じゃい。 |
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園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん) |
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首里城、正殿。 |
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国王が座っていた椅子。ハーマン=ミラー。 |
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玉陵(たまうどぅん) |
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守礼門。お札に印刷されてるよ。 |
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オリオンビール。 |
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玉陵(たまうどぅん) |
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沖縄へご旅行の際はぜひコバルト荘へ。 |
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ラブホテルにインするように首里城へと入ってゆく二人。 |
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首里城スタンプラリー。
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